UDほっとねっと四日市は、四日市市をUD(ユニバーサルデザイン)タウンにするために、2003年に発足したボランティア団体です。

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車椅子駐車場で喧嘩?

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先日悲しい話を聞きました。ある人が介護を必要とするお子さんと買い物に来ても、車椅子専用駐車場がいっぱいだと停める事が出来ずに、帰らざるを得ないというのです。その話を車椅子Pキャンペーン時に車椅子のメンバーにすると、『そんなのしょっちゅうだよ!』と言いました。

先日もたった一つしか残っていない車椅子専用駐車場に停めようとする元気そうな親子連れと、喧嘩になったと言います。彼らの言い分は公安委員会が発行する『駐車禁止区域の駐車許可証の交付を受けている』というものだったそうです。

確かに色々な障害を持つ方にこの許可証は発行されています。しかしこれは道路上においてこの車両は「駐車禁止除外指定車」だという意味であって、私有地であるスーパーの車椅子専用駐車場に停めてよいという意味のものではありません。しかし自走の車椅子利用者にとっては、これをダッシュボードのところに置いておくしか正当な車椅子専用駐車場利用者だと証明をする事が出来ないのも現状です。

その親子連れの車に障害当事者がその時も車に乗っていたかどうかがまず問題ですが、とにかく一つしか空いていない所に、彼らはどうしても停めなければならない理由があったのか疑問です。車椅子のメンバーはその時は決して譲らずにどけて貰ったということでした。
『だって僕にとって背に腹は代えられないモン。』
そう、彼はそこしか停める事ができないのです。

車椅子専用駐車場に停めなければならない理由は、人それぞれです。
介護をする人でも、3.5M×5.5Mの駐車場にどうしても停めなければならない人は限られています。
また、障害者であっても車椅子駐車場でなければならない人は、限られています。
また一時的に怪我をしている人でも、松葉杖を使うためにここでなければ停められない人もいます。

いずれにしても、『ドアを全開にしなければ車を乗り降りできない人が乗っている事』これが正当な車椅子専用駐車場利用者です。

はたして、車椅子専用駐車場に停まっているどれだけの車がこれに当てはまるのか、甚だ疑問です。かといって、停めてよい人いけない人が法律で定められている訳でもありません。法律で定められていない現状では、問題は正当な利用者を厳密に規定する事ではなく、さほどここに停める必要の無い人に、思いやりの気持ちを喚起させるにはどうしたらいいいかという事になります。

今後UDほっとねっと四日市の啓発キャンペーンでは、この現実に向き合いつつ、より効果の上がる方法は何かを真剣に考えたいと思います。

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コメント

確かに障害者駐車場に対する理解が現在の社会では乏しいですね。障害者駐車場は車いす使用者だけとの認識が未だにあります。例えば広島空港の駐車場では駐車場を管理している警備員が車いす利用者しか駐車する許可を与えていないことです。
私の場合は下肢障害4級で障害の部類でいえば軽度です。しかし右股関節固定のため乗り降りするのにドアーを全開しなくてはいけません。そのために駐車場においてはそれなりのスペースが必要となります。歩行に関しては問題ないのでよく誤解をされ、逆に注意を受けることがありますよ。
そんな時はとても嬉しく感じることもあります。それって注意をする人にとってはとても勇気がいることだし、それだけ関心があることですからね。この続きは次回に・・・

投稿者 伊藤哲 : 2005年04月02日 18:38

コメントありがとうございました。
車椅子Pに停めるべき人は、基本的には自走の車椅子利用者、しかし障害や怪我の具合、介護の状態によってはそれ以外の人も有り得る。とても難しいですよね。警備員さんだけにこの判断をさせるのは気の毒な気がします。

自分自身がしんどいのに、そういった人達に譲ろうと遠くに停める障害者、それなのにちょっとくらい良いじゃんって停める健常者、間違ってますよね。

絶対に今年は結果を出してやる!と車椅子Pキャンペーンに対して思いを新たに今年も頑張りますので、どうぞ応援してください。

投稿者 伊藤 : 2005年04月06日 14:24

代表日記からの転載です。

ほっとねっとのHPをご覧下さった福島県の車いす駐車場に関する活動をなさっている方から、お電話を頂戴しました。車いす駐車場に関する考え方は、本当に人それぞれです。

この方は、車いす駐車場に停めても良い人を識別するシステムを作るべきだというお考えでした。車いす駐車場に停めないようにという地道な広報活動を続け、その後啓発活動をし、それらのデータを取ったところ啓発活動にはあまり効果が期待できないという結果に至ったからだそうです。

また、この方は車いす使用者駐車区画を自走の車いす専用とする事には反対だそうです。その根拠は、車いすだけではない障害者全体が国民の約2%(=50分の1)を占めるからこそ下記のハートビル法があるのだと仰るわけです。

ハートビル法の施行規則第十六条 
『多数の者が利用する駐車場を設ける場合には、当該駐車場の全駐車台数が二百以下の場合にあっては当該駐車台数に五十分の一を乗じて得た数以上、全駐車台数が二百を超える場合にあっては当該駐車台数に百分の一を乗じて得た数に二を加えた数以上の車いす使用者用駐車施設を設けなければならない。』

つまり、妊婦さんを加えなければこれで一応の数は足りるはずだという主張です。
ふ~むなるほど。UDになってからというもの、障害者保護という観点が達成されてもいないのに『総ての人に』と対象がぼやけてしまい、現場では混乱が起きているように思います。みんな悪気はないのに。

全国あちこちで色々な活動がなされています。どの方法が一番効果的なのかは分かりませんが、全国で活動されている方が一堂に会して討論会を開き、統一見解を出して然るべきところに訴えていければ…なんて、夢のような事を考えてしまいました。

(誰かやって、これ以上忙しいのはあたしゃ嫌だからね。)

投稿者 伊藤 : 2005年10月14日 05:04

がつうさんの代表日記へのコメントを転載させていただきます。
==========
障害者駐車場についてですが、本当にその駐車場が必要かどうか、その駐車場じゃなければダメなのかは人それぞれ(見ただけではなかなか難しい)ですね。

例えば、僕の場合。
単独で買い物等に行く場合は、専用駐車場の広さがなければ車椅子を降ろして乗り移って等ができません。
でも、かみさんと一緒だと、例えば僕だけ入口近くで降ろしてもらい、車はかみさんが運転して普通の駐車場へ…と言う事も可能です。
同じ人、同じ状態でも状況によって障害者スペースを使っても良い時と遠慮すべき時があると思います。
よくデイケアなどの福祉施設の車が障害者スペースを占領している事をみかけますが、僕は「それはおかしいんじゃないかな?」と思います。
デイケアの方は健常者のはずです。介護の方も数人ついているはずです。入口近くで障害者の方と介護の方に降りてもらって、車は通常の駐車場でも全く問題無いと思います。
以前、単独でジャスコに買い物に行った時、障害者スペースがデイケアの車でいっぱいで、買い物をあきらめたこともあります。
いくら障害者マークを付けていようが、健常者の運転者や介護者が付いているならば、普通駐車場へ停めるべき場合も多いのじゃないかと思っています。

妊婦さんに関してですが、申し訳ないのですが障害者駐車場へ停めるのはおかしいと思います。
通常の駐車場でも十分乗り降りできますし、それほど歩くのが困難であれば、買い物自体も他に方法を考えるべきだと思います。

投稿者 伊藤 : 2005年10月14日 05:08

そう、私も妊婦さんが車いす専用駐車場へ停めるのはどうかと思っていますが、そこはほれ、私有地だからスーパーさんの本部が決める事で、現場の担当者に訴えても埒が明かないんですよ。統一見解というやつですね。

「heart to you」ステッカーを配布しているグリーンアップルさんなんかは本部まで乗り込んでいきますけどね、私はそこまでの心臓はとてもじゃないけど持ち合わせていません。

この福島の方は、背損協会の会長さんにもお会いしたとの事でしたが、「識別システムなんて車いす利用者には必要ない、見れば分かるだろう」という態度だったとか。車を離れたらどんな人が運転しているのかは、分からないのにね。

介護をしている人と一口に言っても、様々ですよね。
介護者が居ても、幅だけじゃなくてワゴンタイプのウェルキャブの場合、車いす駐車区画の長さが必要になってくる。

介護を必要とするお子さんと買い物に来られたお母さんの場合、子供を降ろしても誰も見ていてくれる人が居ないのだからそりゃ近くでないと困る。

乗降場があって、見ててくれる人がいるなら遠くに停めても良いのでしょうけれど。

本当に難しいですね。嗚呼、どうしたら一番いいんでしょう?

投稿者 伊藤 : 2005年10月14日 05:23

福島県の車いす駐車場に関する活動をなさっている方から、お電話がありました。朝日新聞10月19日の朝刊に、都市プランナーの松村みち子さんが『私の視点』というコーナーに【障害者用駐車場 不正利用に罰則設けよ】というタイトルで投稿をなさったので読んで御覧なさいということでした。

僭越ながら要約します。
 2006年6月から駐車違反取締りが一部民間委託される道交法改正の懇談会委員である松村氏は、障害者用駐車スペースの不正利用についても罰則の導入を求めたが実現しなかった。バリアフリー思想の広まりで多くの場所に障害者用駐車スペースが設けられ、障害者の車を使った社会参加は今後も年々増える。しかし心無い一般ドライバーや搬入業者などのせいで折角のスペースが使えないことも多い。
 01年に筑波大学院の徳田教授らと国際交通安全学会の研究事業として利用実態を調査し、本来は使うべきではない人たちが駐車している実態が明らかになった。不正利用は個人のモラル欠如が原因だが、どのような人がそのスペースを使えるのかという認識が一致していないことの影響も無視できない。解釈は様々で明確な基準がない中では一概に注意することは難しい。全国脊損連合会では、「車いす使用者用駐車場」と他の障害者用に新たなスペースを設けるよう提言している。一目で分かる利用基準や表示づくりが必要だ。
 01年には欧州各国の実態も調べた。その結果、多くの国では罰金や罰則制度を設けていた。イギリスでは障害者にブルーバッジという駐車カードを交付し、それ以外の人が駐車するとレッカー移動や車止めで固定し外す手数料は約八千円。同様の制度は独仏オランダにある。韓国も2万2千円の罰金である。カードの不正利用への罰則もある。これらの国々では啓発教育もされているが限界があるから法制化に踏み切った。日本もさらに積極的に啓発活動を進めつつ、何らかの法令に基づいた罰則制度の創設を検討するべき時期ではないだろうか。

投稿者 伊藤 : 2005年10月22日 16:01

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